FTM 両親へのカミングアウト〜2回目〜

2回目のカミングアウトは1回目のカミングアウトからだいぶ時間が経ってしまっていました。
岡山大学病院での検査が全て終わったタイミングで再度両親にカミングアウトしました。
岡山大学病院で治療を進めるために両親に理解して欲しいという想いでした。
1回目と同様、先に妹に相談してから日程調整し、両親にカミングアウトしました。
前回と同様に両親それぞれに手紙を書きました。

手紙にはそれぞれに感謝の気持ちと岡山大学病院で治療を進めていきたいこと、治療内容、最終的に男性として生きていきたいというような内容の手紙を書きました。

2回目のカミングアウトは先に2階で父に話しました。
父に話すのは初めてだったので父はすごく動揺し、泣いていました。
正直、その場では父はあまり理解できていないようでした。
「そういう芸能人もいるけど、できればそのままでいて欲しい。」と父も治療には反対でした。
しかし、岡山大学病院にも受診し、専門の先生にも診てもらっていることを伝え、迷惑はかけないようにするから自分の人生を生きさせて欲しいと伝え、なんとか納得してもらいました。
その後、1階に降りると母と妹が話していました。
2階で父と僕が2人で話していることを不審に思い、母が妹にしつこく聞いたため妹から少し話してくれており、理解するように説得してくれていました。
なので、2回目のカミングアウトの時は、母は冷静で、
「治療のことでしょ。しばらく何も言わないから諦めてくれたと思っていた。そこまで意思が強いならしょうがないね。あなたの人生だしね。その代わり自分が決めたことなんだから責任を持って生きなさい。あとお医者さんの話も聞きたいから次の受診は一緒に行かせて欲しい」と言ってくれました。
きっと今でも治療には反対だろうけど理解しようとしてくれた両親にはすごく感謝しています。

僕の両親へのカミングアウトはこんな感じでした。
カミングアウトは強制ではないし、した方がいいとも思いません!
今でもカミングアウトしてよかったのか少し考えることもあります。。
人それぞれ育った環境も違うし、周りの環境も違うので焦らず自分が納得するまで考えて決めていただけたらと思います。
ただ、未成年の方が治療を進める場合は家族の承諾が必要だと思うのでカミングアウトが必要になってきてしまうのかもしれませんね。。治療にはお金もかかることですし。本当に難しいところですよね。。

僕自身はやっと両親に話せてすごく生きやすくなりました。
両親には辛い想いをさせていると思うけど、結婚や恋人についても聞かれないし、
服装についても言われないし、何より両親にずっと嘘をついているという自分のストレスが減ったと思います。
カミングアウトする人もしない人もうまくいくことを心の底から願っています!
これにてカミングアウトの話は終了したいと思います!
次回は母親同行での岡山大学病院の受診についてを書きたいと思いますのでよろしくお願いします!

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